ロジャー・フィンガス
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グーグルは、アップルとiPhoneが打ち出したビジネスモデルにさらに近づき、ネクサススマートフォンシリーズに対する統制を強化したいと考えていると、月曜日の報道で報じられた。
Nexusスマートフォンは現在、純粋なAndroidバージョンを搭載し、Googleのブランド名で販売されていますが、ハードウェアはLGやHuaweiなどのパートナー企業によって設計されており、その見返りとして、これらの企業は自社ブランドをデバイスに表示することができます。The Informationによると、Google社内では、AppleがiPhoneサプライヤーに対して行っているのと同様に、ハードウェアメーカーを優遇したいという意向を示しています。
CEOのサンダー・ピチャイ氏は、将来のNexusデバイスにはGoogleの名称のみが記載される可能性があると示唆したと報じられている。この考えは、2016年版Nexusデバイスの発売に向けて協議中のHTCに動揺をもたらしていると言われている。HTCはNexusの新規契約で利益を得る可能性が高いものの、ブランドを失うことで知名度が低下する可能性がある。
一方、GoogleはAppleと同様の戦略を追求しており、Nexusのマーケティング予算の増額などを検討している。Nexusスマートフォンはこれまで、Androidのソフトウェアとハードウェアの可能性を示すショーケース端末としてのみ扱われてきたが、Nexus 6Pと5XがGoogleのより楽観的な目標を達成しなかったと報じられているにもかかわらず、マーケティング予算は増加している。
同社はNexusスマートフォンの売上の約15%を保有し、同端末の主要10市場でのオンライン販売を担当していると言われている。Nexusシリーズの利益率は意図的に低く設定されているため、ハードウェアメーカーは既にマーケティング業務の大部分をGoogleに委託している。
同社は既にハードウェアの細部まで細かく管理していると報じられているため、理論的にはスマートフォンの設計を社内で行うという選択肢もあるだろう。そうなれば、Appleが将来iOSユーザーからの収益獲得能力を制限するのではないかという、Googleが長年抱いてきた懸念が払拭されるだろう。Androidは世界で最も人気のあるスマートフォンプラットフォームであるにもかかわらず、Googleはモバイル収益の大部分をApple製品ユーザーをターゲットにした広告やサービスから得ていると考えられている。
障害としては、製品広告を大幅に強化する必要性や、売り上げを失う可能性のある既存の Android スマートフォンメーカーからの反対などが挙げられるだろう。