ウィリアム・ギャラガー
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待ちに待った機能です。Procreate 4.3で文字の追加や調整ができるようになりました。
iPad 専用の Procreate アプリのバージョン 4.3 では、イラスト内のテキストを伸縮、変形、操作する機能が追加され、新しいレイヤー機能と速度の向上も実現しています。
iPad向けイラストアプリ「Procreate」には、AppleのMetalグラフィック処理エンジンを活用した新しいツールが搭載され、イラスト内の文字形状を正確に制御できるようになりました。これまでは、ユーザーは各文字を自分で描くか、文字が含まれた既存の画像をスキャンする必要がありました。
iPad版Procreate 4.3では、イラストへの文字入力とフォントのインポートが可能になりました。開発元のSavage InteractiveはApp Storeのリリースノートで、「イラストに美しく編集可能なタイポグラフィを追加できます。精密スライダーで間隔と配置を調整し、結果をラスタライズして、仕上がりを完璧にコントロールできます」と述べています。
リリースノートには、「個性的な書体で何かを作りたいですか?」と書かれています。「簡単です。お気に入りのフォントをProcreateにドラッグ&ドロップするだけで、理想の書体が見つかります。」
Procreate 4.3でインポートした写真にテキストレイヤーを追加する
新しいアップデートでは、レイヤーの操作性も向上しています。新しいレイヤーブレンドモード、レイヤーを個別に表示するための新しいオプション、そしてレイヤーをGIFとして共有できる新しいエクスポート機能が追加されています。
Procreateはラスター形式のイラストレーションアプリですが、ビットマップ形式のアプリです。しかし、新しいタイポグラフィレイヤーはベクター形式から始まり、自由に調整、伸縮、操作できます。ただし、編集が完了すると、テキストはラスター画像に変換されます。
Macでのこの種の作業の標準は長らくAdobe Illustratorであり、Adobeはテキスト操作ツールをiPadに導入しようと試みてきました。しかし、Adobeはあらゆる機能を備えた1つのアプリをリリースするのではなく、Adobe Illustrator Drawなど20種類のiOSアプリを通じてIllustratorとPhotoshopの様々な要素を提供しています。
AdobeはiPad向けにPhotoshopアプリの完全版を提供することを約束しており、これには特定のタイポグラフィ機能も含まれる予定です。しかし、Illustratorもリリースされるまでは、Procreate 4.3がイラストレーション用アプリとしては現時点で最高のアプリと言えるでしょう。
iPad版Procreate 4.3はApp Storeで9.99ドルで販売されています。iOS 12以降が必要です。