AppleInsiderスタッフ
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シリコンバレーの有力企業ヒューレット・パッカードを2社に分割するリストラ計画により、新たに3万人の従業員が職を失うことになるだろうと同社は明らかにした。
BBCによると、HPのメグ・ホイットマンCEOは今週のアナリスト向けカンファレンスで人員削減計画を発表した。これにより、分割に伴う人員削減数は最大8万5000人に上る可能性がある。
この措置により、27億ドルの一時費用を除き、年間27億ドルの節約が見込まれる。
「過去数年間にわたり、コスト削減とプロセスの簡素化に向けて多大な努力を行ってきた。今回の最終的な措置により、将来的な企業再編の必要性はなくなる」とホイットマン氏は語ったと伝えられている。
HPは昨年末、エンタープライズ向けとコンシューマー向けの製品を別会社に分割する計画を発表しました。ホイットマン氏は引き続きHPエンタープライズの責任者を務め、両社(一方はHP Inc.という社名)は引き続き上場企業として存続します。
分割とそれに伴う人員削減は、1939年にビル・ヒューレットとデビッド・パッカードによって設立され、シリコンバレーの隆盛を牽引し、今もなお世界最大級の企業の一つであるHPにとって、不名誉な終焉を意味する。HPは、幹部の入れ替わりが激しかったこともあり、ポストPC時代の波に乗り遅れたと言えるだろう。カーリー・フォリーナ、マーク・ハード、レオ・アポテカーといった最高経営責任者(CEO)は、いずれも華々しく就任したが、最終的には業績不振や不正行為を理由に解雇された。