AppleInsiderスタッフ
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ガートナーは木曜日、モバイルコンピューティング分野の多様化により、従来のパソコンやノートパソコンの売上が減少すると見込んでおり、今後2年間のPC販売予測を引き下げたと発表した。アナリストらは、iPadなどの「メディアタブレット」が消費者生活におけるPCの地位を「再定義」していると指摘した。
ガートナーは、2011年の世界のPC出荷台数が3億8,780万台に達し、2010年より10.5%増加すると予測している。しかし、この数字は、今年度の15.9%増加というガートナーの以前の予測からは大幅に減少している。
同社はまた、2012年のPC出荷台数が合計4億4,060万台になると予測している。これは、2011年の予想台数から13.6%の増加となる。また、この新たな数字は、以前に発表された2012年の14.8%増という見通しからも減少している。
「これらの結果は、消費者のモバイルPC需要の弱まりの予想に基づく短期的なユニット成長の予想の大幅な減少を反映している。これは、中国のモバイルPC市場で短期的に弱まると予想されることに加え、モバイルPCに対する消費者の熱意が全体的に低下していることも大きな要因である」とガートナーのリサーチディレクター、ランジット・アトワル氏は述べた。
現在、この調査会社は、ユーザーがiPadのようなPCの代替品を受け入れていると予測しています。Apple自身も今週、iPad 2を発表した際に、タッチスクリーンタブレットを「ポストPCデバイス」と繰り返し表現しました。
「iPadやその他のメディアタブレットなど、モバイルPCの代替品に対する消費者の関心が高まることで、特に成熟市場において、家庭用モバイルPCの売上が劇的に減少すると予想しています」とガートナーの調査ディレクター、ジョージ・シフラー氏は述べた。
かつて私たちは、モバイルPCの成長は、消費者が個人用デバイスとして2台目、3台目のモバイルPCを購入することで持続的に維持されると考えていました。しかし現在では、消費者はモバイルPCの追加購入を控えるだけでなく、メディアタブレットやその他のモバイルPC代替品をメインのモバイルデバイスとして採用することで、保有するモバイルPCの寿命を延ばす可能性が高いと考えています。