ウェズリー・ヒリアード
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Ecosia が iOS、iPadOS、macOS のデフォルト検索エンジンとして利用可能になりました
Ecosia はプライバシーを第一に考え、世界中に植樹を行う検索エンジンで、月曜日のアップデートにより、iOS、iPadOS、macOS のデフォルトの検索エンジン設定として利用できるようになりました。
Ecosiaは検索広告からの収益を、世界中の過酷な環境における植樹活動に充てています。この検索エンジンはユーザーを追跡せず、検索を暗号化し、データは作成後1週間以内に匿名化されます。
Appleユーザーからの広告収入だけで、2020年には700万本以上の植樹が行われました。Appleをデフォルトの検索エンジンに設定することで、さらに多くの植樹が可能になります。ウェブサイトによると、検索収入によってこれまでに1億1500万本以上の植樹が行われたとのことです。
ユーザーはSafariブラウザ拡張機能を使用するか、ウェブサイトの設定を変更することで、収集されるデータをカスタマイズできます。これらの設定はCookieに記録されます。Ecosiaは、ユーザーデータプロファイルの構築やハイパーターゲティングではなく、キーワード検索を利用しています。また、同社は収益報告書を公開することで、資金の配分先を正確に示しています。
Safari 設定でデフォルトに設定できるブラウザ:
- グーグル
- ヤフー
- ビング
- ダックダックゴー
- エコシア
デフォルトの検索エンジンを設定すると、Siriの使用時を除き、デバイス上でOS内でウェブ検索が行われるすべての場所でGoogleの代わりにその検索エンジンが使用されます。Spotlight検索は、デバイス上のあらゆる場所からデータを取得するか、デフォルトの検索エンジンを使用してウェブ検索結果を表示します。Siriに情報を尋ねると、Siriはランダムな識別子を使用してGoogleを検索するため、Googleはユーザーを特定できません。
iOSおよびiPadOSでEcosiaをデフォルトのブラウザに設定するには、「設定」に移動し、「Safari」までスクロールして「検索エンジン」を選択します。macOSでは、Safariの設定からデフォルトの検索エンジンを設定できます。
Ecosia をデフォルトとして設定したいユーザーは、iOS 14.3、iPadOS 14.3、または macOS 11.1 にアップデートする必要があります。
AppleがGoogleの競合相手を自社プラットフォームに加える一方で、Apple自身も自社製の検索エンジンを準備しているようだ。Appleが利用するウェブクローラーはSiriの検索結果の強化に関係している可能性もあるが、Appleの検索エンジンにとってより大規模なプロジェクトを示唆している可能性もある。