AppleのAirPods 2 — 1ヶ月後

AirPodsは今やテクノロジーの象徴的存在であり、待望のアップデートが数週間前にようやく実現しました。AppleInsiderは、このアップグレードが本当に待つだけの価値があったのかを検証するため、Appleのワイヤレスイヤホンを1ヶ月間試聴してきました。

W1 に別れを告げ、H1 チップへようこそ

AirPods自体の外観デザインには変更はありませんが、内部スペックは向上しています。Appleによると、AirPods 2はより高速で安定したワイヤレス接続を実現し、アクティブデバイス間の切り替え速度が最大2倍、通話速度が1.5倍、ゲーム中の遅延が30%低減しています。これらはすべて、第1世代のW1チップに代わる新しいH1チップのおかげ。H1チップは接続性能の向上だけでなく、「Hey Siri」と話しかけることでハンズフリーでSiriを呼び出すことも可能になりました。

私たちのテストでは、第2世代はスピードに関しては優れていると感じました。iPad Pro、iPhone、Mac間の切り替えは、まだ瞬時ではありませんが、以前よりはるかに速くなりました。

先月、AirPodsをMacBook ProやiPad Proに接続し、Apple Musicのストリーミング再生もしながら、YouTube動画やHuluの番組を数十時間、いや数百時間も視聴しました。音質はクリアで豊か、細部まで鮮明で、低音も十分です。AirPodsはGalaxy Budsのようなインナーイヤー型ではないので、周囲の騒音を遮断しません。これは状況把握には便利ですが、飛行機での移動中は気になるかもしれません。

通話時間は長くなりますが、バッテリー寿命は同じです

バッテリー寿命は第一世代の AirPods と比べると少しだけ良くなりましたが、この初代 AirPods ももう 1 年以上使っています。連続再生時間は 4 時間半で、場合によってはそれ以上も楽しめます。

新しいワイヤレス充電ケースも届きました。AirPodsのケースを充電する際に、ケーブルを探す手間が省けます。ワイヤレス充電は便利ですが、初代AirPodsをお持ちの方、あるいはワイヤレス充電ケースなしのAirPods 2を購入した方は、別途79ドルかかるので、その価値があるかどうかは最終的にはあなた次第です。

しかし、私たちにとっては、ワイヤレスケースは100%価値があります。AirPodsをワイヤレス充電器に一晩置いておくだけで、朝には充電ケーブルを差し込んだり充電器を探したりする必要がなく、すぐに使えるのはとても便利です。

第2世代AirPods

AirPodsの外観は全く変わっていないため、装着感は初代と変わりません。AirPodsは防水仕様ではないため、水に浸さないようにしてください。より防水性能の高い製品をお探しなら、新しいPowerBeats Proを検討してみてはいかがでしょうか。

しかし、H1では「Hey Siri」と話しかけることで、AirPodsを使ってハンズフリーでSiriを起動できるようになりました。Siriを起動するためにiPhoneを取り出す必要はなく、コマンドを言うだけでハンズフリーで起動します。すぐに誰かに電話をかけたい時に最適ですが、Apple Musicを使ってライブラリ内の曲をリクエストするとすぐに再生されるので、さらに便利です。

Siri ハンズフリーのおかげで、私たちは以前よりもずっと多くの時間を Siri を使うことに費やすようになりました。

第2世代AirPods

「S」アップグレードです

AirPods 2はiPhoneのSバージョンのようなものだと考えてみてください。全体的なデザインは変わっていませんが、内部に若干の変更が加えられています。もし初代AirPodsで満足していて、「Hey Siri」機能や高速接続は不要でも、ワイヤレス充電機能は欲しいという方は、お金を節約しましょう。79ドルのワイヤレス充電ケースを購入し、次世代AirPodsを待ちましょう。次世代AirPodsでは、より多くの新機能、より多くの人が耳にフィットする新しいデザイン、そして豊富なカラーバリエーションが期待できます。

ただ、それがいつになるかははっきりとは分かりません。年末になるかもしれませんし、そうでないかもしれません。発売以来、AirPodsはAppleの製造能力と同等の速さで売れ続けているからです。そして、その点では新型AirPodsも同様です。