マルコム・オーウェン
· 1分で読めます
Slice Intelligenceの調査によると、AppleのAirPodsはワイヤレスヘッドホン市場に大きな影響を与えており、このオーディオアクセサリは市場の4分の1以上を占めているとのことだ。
報告書は、米国に限って言えば、AirPodsを含むワイヤレスヘッドホンが12月のヘッドホン市場全体のオンライン売上高の75%を占め、前年同月の約50%から増加したと推定している。
Sliceは、AirPodsの発売をきっかけに先月の市場シェアに劇的な変化があったと指摘している。同レポートによると、12月13日の発売前、Beatsはワイヤレスヘッドホンのオンライン売上高の24.1%を占め、これにBoseが10.5%、Plantronicsが7.8%、Jaybirdが7.45%で続いた。
発売後、Appleは突如としてワイヤレスヘッドホンのトップブランドとなり、市場シェアゼロから26%のシェアを獲得しました。同時期にBeatsのワイヤレスヘッドホンの売上高は15.4%に落ち込み、JaybirdとPlantronicsはそれぞれ3%を下回るまで落ち込みましたが、Boseは16.1%まで地位を向上させました。
このレポートではまた、EarPodsの発売日により、12月13日は2016年全体でオンラインヘッドフォンの単日売上高が最も高かった日となったと主張している。この日のヘッドフォンへの支出は、その年のホリデーシーズン前の平均の10倍に達し、ブラックフライデー、サイバーマンデー、Amazonプライムデーなど、他の主要なショッピングイベントの売上高を上回った。
注目すべきは、これらの数字はメーカーや小売業者が発行する公式データではなく、Sliceのオンラインショッピング利用者パネルが生成した電子レシートに基づいている点です。このデータは米国の一部地域のみをカバーしており、1つのグラフは米国の24万5000人以上のオンラインショッピング利用者のレシートから作成されているため、売上動向の指標としてのみ役立ちます。
この限られたデータセットからは、EarPodsの購入者は男性が多く、調査対象の購入者の85%を占めていることも示唆されています。年齢層別に見ると、AirPodsの購入者は男性では若い傾向にあるものの、女性では「ミレニアル世代」や「ジェネレーションX」よりも「ベビーブーマー世代」に偏っていることが示唆されています。