AppleInsiderスタッフ
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ロンドン・イブニング・スタンダード紙(GigaOm経由)によると、Volex社は今年、廃棄時の環境負荷を低減するハロゲンフリー電源ケーブルの製造に最大600万ドルを投じる予定だ。同社は新たなケーブルの設計・製造を行うため、一時的な費用が発生することになる。
報道によると、この変更はAppleの「グリーン推進」の結果だという。Appleは長年にわたり環境に配慮した製品設計を行っており、大々的に宣伝される基調講演では、製品のEPEAT(電子製品環境評価ツール)評価を強調することが多い。
電気製品に含まれるハロゲンは、廃棄後に焼却されると環境に有害となる可能性があります。ハロゲンを燃焼させると、大気中にダイオキシンやフランが放出されます。近年、これらの化学物質の土壌中における濃度が増加していることから、懸念が高まっています。
Appleは長年、ウェブサイトに同社の環境フットプリントに関する特別セクションを設けてきました。2010年の同社の総二酸化炭素排出量のうち、施設からの排出量はわずか2%で、98%は製品のライフサイクルに起因すると同社は誇っています。
Appleは環境への取り組みを広く公表しているものの、グリーンピースなどの団体から時折批判にさらされてきました。グリーンピースは今年、同社がノースカロライナ州に建設した新しいデータセンターを批判しました。しかし昨年後半には、Appleがノースカロライナ州のデータセンターの向かい側に太陽光発電所を建設する計画であることが明らかになりました。