マイキー・キャンベル
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1976年にアップルコンピュータ社を設立した文書が、今後開催される書籍および原稿のオークションでサザビーズにより販売されることが月曜日に明らかになったとブルームバーグが報じた。
3ページの原本には共同創業者のスティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアック、ロナルド・ウェインの署名がされており、12月のオークションで3番目に価値の高い品物となる。
「これは金融史、社会史、技術史の観点から基礎となる文書だ」とニューヨークのサザビーズの書籍・原稿部門責任者リチャード・オースティン氏は語った。
契約書の原本所有者であったウェインは、アタリ社で働いていた際にジョブズと出会い、後にウォズニアックをアップルに誘致できれば10%の株式を約束された。3人の創業者は1976年4月1日に正式な書類を作成し、今日のテクノロジー業界の巨人となる新興コンピュータ企業を事実上設立した。
しかし4月12日、ウェインはパートナーを辞任し、会社の持ち分に対して800ドルを受け取った。サザビーズによると、彼はその後さらに1500ドルの支払いを受けたが、2010年末までに彼の当初の持ち分の価値は推定26億ドルに達したとされている。
ウェインから設立草案を入手した原稿商は、1990年代半ばにその文書をオークションハウスに売却した。
「ジョブズ氏がアップルに復帰する直前でした」とオースティン氏は語る。「当時、アップルはほぼ終わりだと誰もが思っていました。」
ジョブズ氏の厳重に秘められた私生活は最近、ウォルター・アイザックソン氏による伝記で暴露されたが、ジョブズ氏はアップル社を劇的に復活させ、世界最大の企業の一つに押し上げた原動力だったと多くの人に考えられている。
このテクノロジーの第一人者が10月に早すぎる死を迎えたことで、マスコミは大々的に報道した。これがサザビーズがこれらの文書を売りに出す理由の一つとなっている。
「ニュースでいろいろと報道されているので、今がそれを実行するタイミングのようだ」とオースティン氏は語った。
Appleの創業当時の文書を展示したオークション|出典:サザビーズ
元の契約書には、ウェイン氏がアップルから撤退したことを記したサンタクララ郡の声明と、元の草案に対する修正が含まれていた。
オークションは12月13日にニューヨークで開催される。