Apple、iPhone 4Sユーザー向けにバッテリーや3Gの問題に対処するiOS 6.1.1をリリース

Apple、iPhone 4Sユーザー向けにバッテリーや3Gの問題に対処するiOS 6.1.1をリリース

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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Appleは月曜日、同社の全モバイル機器向けiOS 6.1のリリース後にいくつかの問題に遭遇したiPhone 4Sユーザーのために、多数のバグに対処するiOS 6.1.1をリリースした。

このリリースは現在、こちらから直接ダウンロード(968MB)するか、無線LAN(OTA)でダウンロードできます。iPhone 4Sユーザーのみが利用可能です。

Appleはナレッジベースの記事で、このアップデートは「iPhone 4Sの携帯電話のパフォーマンスと信頼性に影響を与える可能性のある問題を修正する」と述べています。iPhone 5のユーザーからはiOS 6.1アップデートの影響を受けたという報告が上がっていますが、現時点ではiPhone 5やその他の機種向けのリリースは発表されていません。

AppleがiOS 6.1をリリースしてから2週間後、多くのiPhone 4Sユーザーから、アップデートが原因と思われるバッテリーの消耗や過熱の問題が報告され始めました。英国の携帯電話会社Vodafone UKは、最新バージョンのOSにアップグレードすると3Gのパフォーマンスに問題が生じると判断し、iPhone 4Sユーザーに対し、最新バージョンへのアップグレードは避けるよう警告を発しました。

たとえば、Apple のサポート コミュニティ フォーラムでは、iOS 6.1 アップデートを適用した後のバッテリーの消耗と過熱の問題が報告されています。

特に、キャリアはiOS 6.1がiPhone 4Sモデルで断続的な問題を引き起こし、通話、テキスト送信、同社のデータネットワークへのアクセスにおいて3G関連の問題が発生していると指摘しました。しかし、Appleのサポートフォーラムの報告によると、この問題はiPhone 4Sユーザーに限らず、iPhone 5ユーザーにもある程度影響する可能性があることが示唆されています。

iPhone 5ユーザーの中には、一晩でバッテリーが35%も減ったという人もいました。一方、iPhone 3GSユーザーは、Appleの最新アップデートによってバッテリー寿命が実際に延びたと述べています。AppleがiPhone 5ユーザー向けにiOS 6.1.1アップデートを別途準備しているかどうかは不明です。

Appleは1月28日にiOS 6.1をリリースし、LTEサポートの追加などの機能強化を実現した。