鴻海会長、取引成立に向けシャープの経営参加を要求

鴻海会長、取引成立に向けシャープの経営参加を要求

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鴻海精密工業の郭台銘会長は、経営難に陥っている液晶ディスプレイメーカーへの投資に同社が同意する前に、シャープの経営幹部に就任することを要求した。

ロイター通信によると、郭氏は最近のインタビューで、鴻海への資本投資のみを提供する契約では不十分だと述べた。鴻海は、アップルの主要海外製造パートナーであるフォックスコンの親会社である。

シャープは株価の急落が続く中、鴻海との合意を急いでいる。しかし郭氏は、合意の一環としてシャープの経営に携わり、同社における影響力を高めることを要求している。

鴻海はシャープの株式9.9%の取得に向けて協議中だ。また先週、フォックスコンとシャープがアップル向け生産増強のため、シャープの堺工場に共同で10億ドルを投資する可能性があることが明らかになった。