ニュージーランド警察は技術推進でAndroidではなくiOSを選択し、1万台のiPhoneとiPadを配布する

ニュージーランド警察は技術推進でAndroidではなくiOSを選択し、1万台のiPhoneとiPadを配布する

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ニュージーランド警察長官ピーター・マーシャル氏(中央)と2人の警官が試験期間中に撮影された。|出典:ナショナル・ビジネス・レビュー

ニュージーランド警察は、新たな技術改革の一環として、今後数カ月以内に最前線の警察官に1万台のiOSデバイスを配布する予定であり、警察はさまざまなプラットフォームをテストした結果、AppleのiPhoneとiPadの採用を決定した。

ニュージーランドの新聞「ナショナル・ビジネス・レビュー」によると、水曜日の発表で、ジョン・キー首相とアン・トーリー警察大臣は、この取り組みの一環として、最前線の警察官6,000人にiPhoneが配布され、そのうち3,900人にはiPadも配布されると発表した。警察は通信事業者をテレコムからボーダフォンに変更するとともに、AppleのiOSへの移行も行う。

警察は、このプログラムを3ヶ月間展開するために430万NZドル(約365万米ドル)を支出する一方、今後10年間の資金総額は1億5,900万NZドル(約1億3,470万米ドル)となる見込みです。この投資により、10年間で3億500万NZドル(約2億5,850万米ドル)の生産性向上効果がもたらされるとされています。

ニュージーランド警察の最高情報責任者スティーブン・クロムビー氏によれば、GoogleのAndroidやBlackBerryではなくiOSを採用するという決定は、100人の警察官が参加した11か月間の試験期間の結果だという。

「試験運用の結果、警察官にとって最も便利なツールは、通話やテキストメッセージの送受信、メールの閲覧、情報や写真のデータベースへのアクセスに小型の個人用デバイス、そしてより多くのデータ入力を必要とする職員にはノートパソコンやタブレットといっ​​た大型デバイスであることが分かりました」とクロムビー氏は述べた。「試験運用における現場の警察官からのフィードバックに基づくと、スマートフォンとしてはiPhone、タブレットとしてはiPadが好まれるデバイスです。このアプリケーション開発に用いられたアプローチにより、警察は技術の変化に応じて比較的容易に他のデバイスに移行できます。」

水曜日のニュースは、オーストラリア財務省がBlackBerryからiOSに移行するという最近の報道に続くものです。NASA、NOAA、TSAといった米国政府機関を含む、政府機関や企業顧客がAppleのプラットフォームへの移行を進めています。