アップルは強制労働で制裁を受けた中国企業から小売店の制服を購入

アップルは強制労働で制裁を受けた中国企業から小売店の制服を購入

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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アップルストアのユニフォームの一部はエスケルから供給された可能性がある

アップルはこれまで、中国新疆ウイグル自治区で人権侵害を行ったと米国政府が主張している企業の子会社から、アップルストアの制服用の衣類を購入している。

ティム・クックCEOが司法院で、Appleは自社の事業およびサプライチェーンのいかなる部分においても強制労働を容認しないと発言したことを受けて、同社が過去にエスケルの子会社から製品を購入していたことが文書で明らかになった。チャンジー・エスケル・テキスタイルは現在、強制労働を含む人権侵害の疑いで制裁を受けている。

「エスケルはアップルの直接のサプライヤーではありませんが、当社のサプライヤーは広州とベトナムの工場で生産された綿を使用しています」とアップルの広報担当者はガーディアン紙に語った。「アップルのサプライヤーが新疆ウイグル自治区から綿花を調達していることを確認しており、今後も同地域から綿花を調達する予定はありません。」

ガーディアン紙によると、アップルの広報担当者は将来の綿花供給元について言及を控えた。同紙はまた、広州では綿花栽培が行われておらず、エスケル社もベトナムで綿花を栽培していないようだと指摘している。

エスケルのウェブサイトではAppleは主要顧客として記載されていないが、両社は長年にわたり協力関係にあったと報じられている。出荷記録に記載されていた衣類は、Apple Storeの従業員の制服だったと考えられている。

2014年、アップルとエスケルは共同で、リサイクルされた綿の廃棄物を使用して、より持続可能なユニフォームを生産することに合意した。

ワシントンで行われた反トラスト法公聴会で、ティム・クックCEOは強制労働を「忌まわしい」行為だと非難した。そして、アップルは「決して容認しない。もし発覚すれば、サプライヤーとの関係を解消する」と述べた。