ディズニー取締役会、ピクサーへの70億ドルの買収提案を承認 | AppleInsider

ディズニー取締役会、ピクサーへの70億ドルの買収提案を承認 | AppleInsider

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ウォルト・ディズニー・カンパニーは早ければ火曜日にも、株式取引でピクサー・アニメーション・スタジオを約70億ドルで買収することを発表する予定であると、交渉に詳しい関係者が月曜日にニューヨーク・タイムズに語った。

報道によると、ディズニーの取締役会は、ロバート・A・アイガー最高経営責任者(CEO)に、アップルとピクサーのCEOであるスティーブン・ジョブズ氏に1株あたり約59ドルの買収提案を行う権限を与えることを決議したと関係者らは述べている。この価格は、月曜日の終値58.27ドルをわずかに上回る水準となり、ピクサーの時価総額は約69億3000万ドルとなった。

「ディズニーの交渉担当者はその後、ピクサーの担当者と交渉して価格を詰め、ピクサーの取締役会はその後すぐにこの取引について投票を行う予定だった」とタイムズ紙は報じている。しかし、交渉について説明を受けた関係者全員が、この取引はいつ破談になってもおかしくないと警告した。「これは難しい問題だ」とある関係者は言った。「全てが完璧でなければならない」

この買収が成立すれば、ピクサーの最高クリエイティブ責任者で、元ディズニーのアニメーターであるジョン・ラセター氏が、ディズニーの映画アニメーション部門の一部となるアニメーション部門を統括することになる見込みだ。一方、ジョブズ氏はディズニーの取締役に就任することになる。

この取引によりジョブズ氏がディズニー株の筆頭株主になる可能性もある。