スターバックスとの提携でSpotifyはストリーミング音楽プラットフォームの構築を目指す

スターバックスとの提携でSpotifyはストリーミング音楽プラットフォームの構築を目指す

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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スポティファイは月曜日、世界最大のコーヒーチェーンであるスターバックスとの共同事業を発表した。この事業では、スターバックスの店舗で自社の音楽をストリーミングし、プレミアムなスポティファイのサブスクリプションプランを宣伝し、現在のユーザーにスターバックスの特典プログラムへのアクセスを許可する。

この複数年契約は、My Starbucks Rewards会員1,000万人とSpotifyの全世界ユーザー6,000万人を相互接続する新しい音楽エコシステムの構築を目的としている。

契約の一環として、スターバックスは実店舗でSpotify Premiumのプロモーションを行う一方、既存の会員は無料ドリンクなどの特典と交換できるポイントを獲得できる新しいリワードシステム「Stars as Currency」を利用できる。SpotifyはMSRへのアクセスを獲得した初の外部企業だが、新プランで顧客がどのようにリワードを獲得するかはまだ明らかにされていない。

興味深いことに、スターバックスはコンテンツのプログラミングを従業員に任せています。同社は、スターバックスのコーヒーハウス従業員とも呼ばれる米国の「パートナー」15万人に、店内プレイリストの作成に使用するSpotify Premiumサブスクリプションを提供します。今秋のサービス開始後、SpotifyユーザーはSpotifyとスターバックスのモバイルアプリを通じて、これらのプレイリストに加え、スターバックス限定の音楽セクションにアクセスできるようになります。

スターバックスはまず、米国の7,000店舗でサービスを展開し、その後まもなくカナダと英国にもサービスを拡大する予定です。従業員のSpotify Premiumへのアクセスも同様です。

Spotify とスターバックスの提携は、Apple からの提供も噂されるなど、ストリーミング音楽業界の熾烈な競争の中で行われた。

Appleは6月に開催される世界開発者会議(WWDC)で、Beats Musicのリブランディング版を発表すると広く予想されています。独占コンテンツの提供や月額料金の引き下げなどが検討されています。現在も交渉は続いていますが、Appleは競合他社に打ち勝つため、レコードレーベルとの交渉を強行していると言われています。