アップルが「最薄スマートフォン」の権利を獲得、サムスンとの特許争いを英国に拡大

アップルが「最薄スマートフォン」の権利を獲得、サムスンとの特許争いを英国に拡大

ダニエル・エラン・ディルガーのプロフィール写真ダニエル・エラン・ディルガー

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アップルは、サムスンとのより大規模な世界規模の特許戦争を英国の裁判所にも拡大するなか、英国でのサムスンに対する小規模なマーケティング戦争に勝利した。

アップルは英国で厚さ9.3mmのiPhone 4を「世界最薄のスマートフォン」として売り出したが、本体の厚さがほぼ8.71mmのGalaxy S IIを発売したサムスンがこれに異議を唱えた。

ガーディアン紙の報道によると、英国の広告基準局が仲裁に入り、「ギャラクシーS IIは端末上部に目立つ膨らみがある」と指摘し、アップルの端末は確かに薄型であると判断したという。

ASAはさらに、この決定について次のように報告している。「アップル社は、消費者はデバイスの最も薄い部分ではなく、全体的な寸法に興味があると述べた。なぜなら、それらは、例えば、デバイスがポケットや財布に収まるかどうかに影響するからだ。」

ASAは「iPhone 4の最も厚い部分がサムスンギャラクシーS IIの最も厚い部分よりも薄かったため」アップルの主張を支持したと付け加えた。

アップルが英国でサムスンを提訴、同社が訴訟を起こした20番目の管轄区域

一方、アップルは英国で特許をめぐってサムスンを相手取って別途訴訟を起こしているが、サムスンによるとこの訴訟は同社が6月に起こした特許請求に対する反訴だと同社はZDNetに語った。

AppleとSamsungは、米国、日本、韓国、ドイツ、オランダ、米国ITC、イタリア、フランス、オーストラリアでも活発な特許争いを繰り広げている。