アップルの新しいマップアプリは、同社がMacやPCのブラウザにサービスを拡大する可能性を示唆している

アップルの新しいマップアプリは、同社がMacやPCのブラウザにサービスを拡大する可能性を示唆している

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iOS 6 の Apple の新しいマップ アプリケーションからリンクを共有すると、Mac および PC ユーザーは自動的に Google マップに転送されますが、元の URL が「maps.apple.com」であることから、Apple マップが将来 iOS 以外のデバイスにも登場し、より広範囲で Google マップと競合する可能性があることが示唆されています。

iOS 6マップから位置情報を共有する際、maps.apple.comというURLを使用すると、Appleは他のiOS 6ユーザーに対してネイティブマップアプリケーションを自動的に起動できます。しかし、MacやWindows PCなど、他のデバイスを使用しているユーザーは、現在maps.apple.comにアクセスできません。

従来のコンピュータをお使いの場合、maps.apple.com で始まるリンクは自動的に maps.google.com に転送されます。実際、これはリンク切れでも機能します。「maps.apple.com/test」にアクセスすると、自動的に「maps.google.com/test」に転送されます。

マップアプリケーションでは、メール、テキストメッセージ、Twitter、Facebook で位置情報を共有できます。iOS 6 デバイスでリンクを開くと Apple マップが起動し、iOS 以外のデバイスでリンクにアクセスすると、maps.apple.com から maps.google.com にリダイレクトされます。

現時点では、ブラウザからアクセスできるウェブ上のApple Mapsは存在しません。しかし、Appleが既にmaps.apple.comというURLを使用していることを考えると、AppleがGoogle Mapsに対抗する独自のブラウザベースのマップを提供するのは、スイッチを切り替えるだけの簡単な作業になるかもしれません。

Appleは2009年にブラウザベースのiTunes Previewをリリースした際にも同様の調整を行いました。iTunes Storeの一部コンテンツへのリンクは、以前はiTunesアプリケーションを起動する必要がありましたが、iTunes Previewではブラウザ内で直接コンテンツを閲覧できます。

iTunesプレビューは2010年にiOS App Storeのコンテンツを含むようにさらに強化され、楽曲のサンプルはどのWebブラウザからでもストリーミングできるようになりました。iTunes Storeへのリンクは「itunes.apple.com」というURLで始まります。

現在、ルート maps.apple.com 以降のリンクはすべて maps.google.com に転送されますが、ブラウザに maps.apple.com と入力するだけでユーザーは apple.com/ios/maps にリダイレクトされ、iOS 6 の新しいマップ アプリケーションの機能が表示されます。