ZaggはAppleの失敗したAirPowerにヒントを得た充電マットを開発中と報じられている

ZaggはAppleの失敗したAirPowerにヒントを得た充電マットを開発中と報じられている

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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Appleが製造を中止したAirPower充電器。

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アクセサリーメーカーのZaggは、AppleがキャンセルしたAirPowerデバイスで市場に投入しようとした技術である「スイートスポット」を過去のものにする、場所に依存しない新しいワイヤレス充電マットを計画していると報じられている。

Zagg 社はまだこの製品を正式に発表していないが、今週ラスベガスで開催される CES でこのアクセサリを小売店に披露したとブルームバーグが報じている。

詳細はほとんど明らかにされていないが、この充電器は、充電面上の向きや配置に関係なく、iPhoneやAirPodsなどの複数のデバイスに効率的に電力を供給できるように設計されているとのことだ。充電マットが何台のデバイスに対応し、出力ワット数は不明である。

Appleは2017年に、AirPowerと呼ばれる、複数デバイスに対応し、場所に依存しない充電アクセサリの開発を試みた。Zaggの製品よりも大幅に洗練されたAirPowerは、Qi充電規格を介してiPhoneと、Apple独自の充電技術を介してApple Watchの両方をサポートするように設計された。

AirPowerは当初2018年に店頭発売が予定されていましたが、Appleが品質管理上の問題を克服しようとしたため、度重なる延期が発生しました。そして最終的に、このテクノロジー大手は2019年3月にプロジェクトを中止しました。

AirPowerの終焉によって生じた大きな空白を埋めるため、多くのアクセサリメーカーが同様の製品を開発しました。多くの代替製品は、デバイスごとに1つずつ誘導充電コイルを追加することで最大3台の端末に対応していますが、こうした基本的なソリューションでは、ユーザーが充電面を自由に配置することはできません。NomadのBase Station Proのような最近の試みは、コイルアレイとデバイストラッキング技術を統合し、いわゆる「スイートスポット」、つまり最大の電力スループットを提供する領域を動的に作り出します。

マーケティング担当役員のブラッド・ベル氏によれば、ザッグは今後発売予定のマルチデバイス充電器をモフィーブランドで販売する予定だという。