AppleInsiderスタッフ
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調査会社ストラテジー・アナリティクスの新たな推計によると、タブレット市場におけるアップルの支配的地位は、同分野のアプリケーションプロセッサ市場での圧倒的なリードを意味している。
ストラテジー・アナリティクスは火曜日に発表したレポートで、アップルは2021年第2四半期に58%の収益シェアでタブレットAP市場をリードしたと述べた。
2位はインテルで、市場シェアは14%。Windows搭載タブレットの堅調な需要を背景に、22%増のシェアを獲得しました。3位はクアルコムで10%のシェアを獲得し、MediaTekとSamsung LSIがトップ5を占めました。
「5四半期連続で出荷台数が増加した後、タブレットAP市場は2021年第2四半期に数量ベースで前年同期比8%減少しました」と、Strategy Analyticsの携帯端末コンポーネントテクノロジー担当アソシエイトディレクター、スラヴァン・クンドジャラ氏は述べています。「しかし、2019年第2四半期と比較すると、タブレットAP市場の出荷台数は23%増加しました。出荷台数は低迷しているものの、堅調な平均販売価格に牽引され、タブレットAPの売上高は引き続き堅調に推移しています。」
AppleはiPhoneとiPad向けに独自のAシリーズプロセッサを設計しており、そのシリコンから派生したものが現在Macに搭載されているMシリーズチップに採用されています。このテクノロジー大手は台湾積体電路製造(TSMC)に生産委託しており、ARMベースのシリコンを他のデバイスメーカーに供給していないのが現状です。
本日の調査結果は、IDCが8月に発表したタブレット市場シェアの統計と一致しています。Appleは2021年第2四半期に推定1,290万台のiPadを出荷し、市場シェアの31.9%を占めました。Samsungは800万台を出荷し、市場シェアの19.6%で2位、Lenovoは470万台を出荷し、市場シェアの11.6%で3位となりました。
Strategy AnalyticsはAppleのタブレットAP市場におけるシェアに関する内訳を公表していないものの、販売されているiPadモデルのかなりの部分はiPad ProやiPad Airといったプレミアムモデルです。Appleは最近、現在第9世代となる10.2インチiPadが最も人気のあるタブレットであると述べました。