Dropcamの共同創業者グレッグ・ダフィーが非公開の役職でAppleに入社すると報道

Dropcamの共同創業者グレッグ・ダフィーが非公開の役職でAppleに入社すると報道

マルコム・オーウェンのプロフィール写真マルコム・オーウェン

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ネットワーク接続型セキュリティカメラメーカーDropcamの共同創業者で元CEOのグレッグ・ダフィー氏が、非公開の役職でAppleに採用されたと報じられており、同社内で未発表のプロジェクトを率いるのではないかという憶測も流れている。

ダフィー氏の採用は、 Appleの広報担当者からThe Informationに確認されたものの、その役割については明らかにされていない。ダフィー氏の知名度と経歴の高さから、関係者は彼が「特別なプロジェクトを率いる可能性が高い」と見ているものの、具体的な内容については明言を避けている。

ダフィー氏は、2014年にグーグルに5億5500万ドルで買収されたドロップカムでの功績で最もよく知られている。この家庭用監視カメラ会社は、グーグルが所有する別のコネクテッドホーム企業であるネストに統合され、その技術はネスト既存のシステムに組み込まれ、従業員はカリフォルニア州パロアルトに移転した。

ネスト社内の文化はダフィーにとって問題となり、2015年にグーグルのアントレプレナー・イン・レジデンスの役職に就くため同社を去り、同年後半にグーグル自体も退社した。元ネスト社員によると、元アップル幹部のトニー・ファデル氏による従業員への徹底的なマイクロマネジメントが「恐怖の雰囲気」を醸成し、ファデル氏の「絶え間ない怒鳴り声」に耐えるよりも辞めざるを得なかった者もいたと考えられている。

ダフィー氏は経営スタイルに影響を受けたとみられ、ネストの共同創業者であるファデル氏を「暴君官僚」と呼んだと報じられている。

Appleでの彼の役割は、想定されるプロジェクトと同様に不明だが、Dropcamの開発に携わったDuffy氏の経歴やNestでの経験は、AppleのHomeKitフレームワークを含む他のコネクテッドホームプロジェクトに役立つ可能性がある。