BMOは、2015年度にアップルが1億8900万台のiPhoneと1200万台のスマートウォッチを販売すると予測し、目標株価を1億1000万ドルに引き上げた。

BMOは、2015年度にアップルが1億8900万台のiPhoneと1200万台のスマートウォッチを販売すると予測し、目標株価を1億1000万ドルに引き上げた。

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

· 1分で読めます

BMOキャピタル・マーケッツは、新しく発売されたiPhone 6に大きな期待を寄せ、アップル株の目標価格を110ドルに引き上げ、2015年の大きな節目に向けて投資家に買いを入れるよう推奨した。

アナリストのキース・バックマン氏は、AAPL株の「アウトパフォーム」格付けを維持しており、今週AppleInsiderに提供された調査メモでは、2015年度のiPhone販売台数予想を1億8,900万台に上方修正した。同氏は、来たるホリデーシーズンの四半期では、Appleは5,800万台のiPhoneを販売すると見ているが、iPhone 6が中国で早めに発売されれば、この数字は控えめすぎる可能性があると警告している。

バックマン氏の予測では、iPhoneの平均販売価格は637ドルに上昇するとされている。同氏の推計によると、4.7インチのiPhone 6は最新世代モデルの総販売数の70~75%を占め、5.5インチのiPhone 6 Plusは2015年度の25~30%を占めると見込まれている。

iPhone 6とApple Watchに連携する近々登場するモバイル決済サービス「Apple Pay」については、サービス確立を目指すAppleの収益に大きな影響はないとバクマン氏は予想している。2016年度を通して、Apple PayはiPhoneの売上増加に貢献するものの、カリフォルニア州クパティーノに本社を置くAppleにとって「大きな収益増」にはつながらないとバクマン氏は見ている。

バックマン氏はまた、2015年度(9月末まで)にApple Watchを1,200万台販売すると予測している。2015暦年では2,000万台を販売すると見込んでいる。

最後に、バックマン氏は2015年度のiPad販売台数の予想を950万台下方修正し、5800万台とした。同氏は、Appleの新型大型iPhoneがiPadの売上の一部を食いつぶすと予想しており、これはAppleの収益にとって好ましいことだと考えている。

「もしアップルがiPhoneを1台販売し、iPad miniを1台も販売しない場合、他の条件が同じであれば、アップルの粗利益は約200ドル増加する」と同氏は述べた。