ノキア、大規模な人員削減でフィンランド最後の工場を閉鎖

ノキア、大規模な人員削減でフィンランド最後の工場を閉鎖

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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かつて携帯電話メーカーとして最大手だったノキアは、進行中の経費削減計画の一環として、金曜日にフィンランドに残る最後の製造工場を閉鎖した。

ロイター通信によると、ノキアは組合代表と工場閉鎖について協議した後、フィンランドのサロにある国内最後の工場を閉鎖し、3,700人の雇用を削減する計画を改めて表明した。

ノキアは2013年末までに世界中で1万人の雇用を削減する計画と合わせて、6月にこの工場を閉鎖することを初めて発表した。同社は同じ発表の中で、カナダのバーナビーとドイツのウルムにある研究開発施設も閉鎖するとも述べた。

かつてスマートフォン販売のマーケットリーダーだったノキアのシェアは、AppleのiOSとGoogleのAndroidが世界市場のシェアを拡大​​し、OSの二大勢力となったことで縮小している。依然としてトッププレーヤーではあるものの、ノキアの旧Symbian OS搭載端末の出荷台数は2012年第1四半期に約60%減少し、MicrosoftのWindows Phoneプラットフォームへの移行に伴い、売上全体も低迷が続いている。

ノキアは、Lumia 900 Windows Phone の売上好調に期待している。

西ヨーロッパ最後の主要携帯電話製造拠点とされるサロ工場の生産はすでに停止しており、同工場の従業員780人は今年中に職を失うことになる。