iPhoneの指標がAppleの四半期決算発表の焦点に

iPhoneの指標がAppleの四半期決算発表の焦点に

スラッシュ・レーンのプロフィール写真スラッシュレーン

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パイパー・ジャフレーによると、好調なMacの売上によりApple社は再び堅調な四半期を迎える可能性が高いが、来週行われる同社の第3四半期の電話会議ではiPhoneの指標に関する議論が中心となるだろう。

「来週の決算発表では、アップルの業績は市場予想をわずかに上回ると予想している」と、アナリストのジーン・マンスター氏は月曜日のレポートで述べた。「この業績の伸びは、Macの台数と、それほどではないもののiPhoneの初期販売によってもたらされるだろう」

マンスター氏は、iPhoneの売上高は第3四半期の業績に大きな影響を与えないと述べた。同端末は四半期末の残りわずか2日で発売されたためだ。仮にAppleがその期間に50万台を販売できたとしても、iPhoneの会計処理を24ヶ月間延期する計画のため、直ちに認識可能な売上高はわずか1,200万ドルにとどまるとマンスター氏は説明した。

それでも、アナリストは、同社の四半期決算説明会では、この端末の指標に関する議論に重点が置かれると予想している。MacやiPodと同様に、AppleはiPhoneの販売台数を独自のデータカテゴリーに分類する。つまり、6月30日を期末とする第3四半期末の最初の2日間の販売台数から、四半期ごとにiPhoneの販売台数を正確に報告することになる。

マンスター氏の当初のモデルでは、アップルは四半期末までに約20万台を出荷すると予想されていたが、同氏は同社が最初の週末に50万台ものiPhoneを販売した可能性があると考えている。これは市場全体の予想である33万台を大きく上回る数字となる。

「電話会議で焦点となる主要な指標は、iPhoneの販売台数と在庫レベルとなるだろう」と同氏は記した。

パイパー・ジャフレーのアナリストは、アップルの他の事業分野に関しては、iPod の販売台数が 950 万台から 1,000 万台の範囲、Mac の販売台数が 160 万台以上になると予想していると述べた。

同氏は顧客に「アップルが今四半期にMacBookとMacBook Proの両方をアップデートしたことで、特にポータブル機器の好調が続いていることから、6月四半期のMac販売台数は若干増加すると予想している」と語った。

アップル株についてアウトパフォームの評価と160ドルの目標価格を維持しているこのアナリストは、同社が7月25日の電話会議で今年第4四半期の業績について再び保守的なガイダンスを示すだろうとも考えている。