RewindアプリはMacにあなたの人生のあらゆる瞬間を記録したい

Rewind は、Mac ユーザーがデスクトップで見たり、話したり、聞いたりしたすべてのことを記録しておき、後で参照するために検索できる履歴を残す方法を提供すると主張しています。

Macには書類や用語を検索するためのSpotlight機能があり、Siriにも同様の機能がありますが、主にテキスト検索に限られています。あるスタートアップ企業は、Mac上で発生するすべての出来事を記録し、ユーザーが検索できるようにすることで、さらに高度な機能を実現できると主張しています。

ダン・シロカーとブレット・ベジェックによるRewindは、「あなたの人生のための」検索エンジンを構築することで、この目標を実現しようとしています。画面上で起こるすべての出来事を記録することで、ユーザーはすぐに過去に戻り、何が映し出されたのか、何が言われたのかを確認することができます。

録画機能は画像の記録だけでなく、ZoomやFaceTime通話などの会議中の発言内容も記録します。通話中の発言内容や画面表示内容の文字起こしが作成され、検索が可能になります。

一般的なスクリーンレコーディングでは、録画データのサイズが大きくなり、長期保存が困難になる場合がありますが、このシステムでは圧縮技術を用いて録画データを圧縮します。10.5GBの録画データを2.8MBの容量にまで圧縮できるとされています。

RewindはApple Silicon SoCを最大限に活用しており、アプリのウェブサイトによると「ほぼすべての部品」を使用しているようです。また、録音中にシステムリソースを消費しないため、システムへの影響を最小限に抑えられるとのことです。

このアプリは、録音データをクラウドサーバーではなくMac本体に保存できるため、プライバシーが非常に高いとされています。開発者は、ユーザーデータを販売したり、このアプリを使って「広告」を配信したりするつもりはないとも述べています。

現時点ではアプリは無料で、サブスクリプションの導入が予定されています。また、現在は限定的なベータ版として提供されており、正式リリースの時期は未定です。