中国でのiPhone 5の好調な発売は、Apple株が過小評価されているもう一つの兆候とみなされている

中国でのiPhone 5の好調な発売は、Apple株が過小評価されているもう一つの兆候とみなされている

ケビン・ボスティックのプロフィール写真ケビン・ボスティック

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2つの著名な投資会社は、中国におけるアップルのiPhone 5の発売初週末の記録破りの成績は同社株が過小評価されている兆候であり、今四半期の財務諸表には好業績が反映される可能性が高いと見ている。

RBCキャピタル・マーケッツは今週、AppleがiPhone 5の発売初週末に中国で200万台を販売したというニュースを「好材料だ。同社が引き続き前回のiPhone 4S発売時を上回る販売台数を記録しており、12月四半期の好調な業績につながるだろう」と述べた。同社はAAPLの投資判断「アウトパフォーム」と目標株価750ドルを維持した。

一方、ウェルズ・ファーゴのアナリストは、中国市場の好調な立ち上がりにより、アップルは12月四半期のiPhone販売台数がウェルズ・ファーゴの従来予想である4,600万台に達するか、それを上回る見込みだと見ている。同社は、好調なホリデーシーズンの四半期に季節的な落ち込みが生じる可能性を指摘しているものの、ウェルズ・ファーゴはアウトパフォームの投資判断を維持し、バリュエーションを710ドルから730ドルの範囲とした。

しかし、ウェルズ氏の分析では、アップルにとって近い将来に潜在的なリスクが存在すると指摘されている。厳しい比較による成長鈍化の可能性に加え、法的紛争や供給制約による混乱の可能性もある。また、報告書は「イノベーションにおける進化的ステップと革命的ステップ」と呼ばれるものが懸念材料となる可能性にも言及している。

しかし、ウェルズ・ファーゴはアップルに対して全般的に前向きな見通しを示し、iPhone 5は「消費者向け電子機器史上最大の製品サイクル」となるだろうと述べ、アップルのブランド、革新的なDNA、エコシステムは業界で「比類のない」ものであり、アップルが今後もその中核市場において価値あるシェアを獲得し続けることは間違いないと述べた。

他のアナリストも、AppleのiPhone 5が中国で好調なスタートを切ったことに好意的に反応している。販売が好調だったため、Appleは日曜日の夜にプレスリリースを発表し、中国での販売を宣伝した。同社が中国でこのような発表をしたのは初めてだ。