マイキー・キャンベル
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スピーカーの近くに配置された隠れた IR 近接センサー (134、136) を示す、モトローラの '862 特許の図。
米国際貿易委員会の判事は火曜日、携帯電話機に埋め込まれた近接センサーに関するモトローラ所有の特許をアップルが侵害していないとする判決を下した。
行政法判事トーマス・ペンダー氏は当初の判断で、モトローラの「携帯通信機器用センサー制御ユーザーインターフェース」に関する米国特許6,246,862号は無効であると判断し、アップルを特許侵害に問うことはできないとした。
'862特許は、ユーザーの耳を検知するとタッチスクリーンディスプレイをオフにする赤外線近接センサーに関するもので、これにより誤タッチを回避します。同様の、しかしより高度なシステムが、AppleのiPhoneシリーズにも採用されています。
「この結果には失望しており、選択肢を検討している」とモトローラの広報担当ジェニファー・エリクソン氏はブルームバーグに語った。
ペンダー判事の判決文に記されているように、両当事者が文書を確認し機密情報を編集した後、完全な決定が公表される。
欧州委員会は8月、ペンダー判事が3G技術に関する他の特許に関するモトローラ・モビリティ社の主張をアップルから棄却したことを受け、ペンダー判事に対し、特許侵害の可能性を検討するよう命じた。この特許は、人の頭部とデバイスとの近接度を判定するセンサーに適用されるが、ペンダー判事が特許侵害はないと判断するのは今回が2度目となる。
Googleは125億ドルを投じてMotorola Mobilityを買収した。その主な目的は、同社が保有する1万7000件以上の特許を取得し、Googleの顧客を訴えていたAppleに対して優位に立つことだった。Appleは、カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置くGoogleのAndroidオペレーティングシステムを搭載した一部の携帯電話が、iPhoneの独自の機能と外観を模倣していると主張している。
双方が機密情報を編集する機会を得た後、裁判官による完全な判決が公表される。