iPhone SEが中国のスマホメーカーから市場シェアを「圧迫」していると報道

iPhone SEが中国のスマホメーカーから市場シェアを「圧迫」していると報道

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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中国と台湾のスマートフォンサプライヤーは、AppleのiPhone SEの影響を受けて部品生産を縮小していると報じられており、これが地元のスマートフォンブランドの売上に影響を与えているようだ。

サプライチェーン筋が木曜日にDigiTimesに語ったところによると、Huawei、Xiaomi、Vivo、Oppoのスマートフォンは市場シェアを失っているという。iPhoneはSE以前から中国で比較的人気のある端末だったが、新型iPhoneはiPhone 6sよりも価格競争力のある代替品として人気を集めているという。

最も安い6sの価格は5,288元(約816ドル)からだが、16ギガバイトのSEは3,288元(約507ドル)だ。

関係者によると、カメラモジュールサプライヤーは2015年、スマートフォンメーカーの楽観的な見通しに基づき、在庫を積み増していたという。しかし、これが深刻な問題を引き起こし、ほとんどのメーカーは出荷予定数の70~80%しか達成できなかった。その結果、カメラサプライヤーは近年、ツインレンズ搭載スマートフォンの発売に慎重になっているとみられる。

また、関係者によると、アップルは電源電圧を15ボルトから20ボルトに変更したことで、サプライヤーに過剰在庫を抱えさせているという。これに対応する新たな電源管理回路の要求により、さらなる問題が発生する可能性があるという。

伝えられるところによると、SEに対する初期の需要はかなり好調だったが、iPhone 6sの売上不振を補うほどではなかったようだ。