米国企業向けMac販売が50%近く増加

米国企業向けMac販売が50%近く増加

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米国企業へのMacハードウェアの売上は9月四半期に前年同期比49.4%増加し、PCの売上が減少する一方で継続的な成長を記録した。

ニーダム・アンド・カンパニーのチャーリー・ウルフ氏は、9月四半期のMac販売における「大きな話題」として、Appleの法人向け市場での成功を挙げた。米国法人向けPC販売が前年同期比13.3%減少する中、Appleは62.7%の差をつけて販売を伸ばした。

全体として、Macの米国ビジネス市場における販売台数シェアは、9月四半期に9.3%となりました。これは、6月の総売上高の5.9%、2011年9月の5.4%から増加しています。

Appleは米国法人向けPC売上高のシェアをさらに拡大し、17.4%を占めました。これは6月の11.5%、前年同期の10.7%から増加しています。

ニーダム

ウルフ氏は、Appleの成功は、OS XにWindowsインフラとの互換性を高めるための機能追加に注力してきたことにあると考えている。また、2006年にIntelベースのMacハードウェアでWindowsを動作させるためにBootCampを導入したことも重要な一歩だったと考えている。

「マイクロソフトは、Exchangeやその他のネットワーク製品に、AppleのOS Xを含む他のオペレーティングシステムとの互換性を高める機能を追加しました」と彼は述べた。「これらの取り組みにより、Macはマイクロソフトのネットワーク環境において、第一級とまではいかないまでも、より責任ある存在となることができました。」

しかし、企業にとって最も重要な要素は、iPhoneとiPadの「ハロー効果」です。企業がAppleのiOSデバイスを採用するにつれて、職場にMacを導入する可能性も高まっていると彼は考えています。

Appleは9月四半期に合計490万台のMacを販売し、同社にとって四半期記録を更新しました。Macの販売台数は前年同期比でわずかに増加し、1%増加しました。

しかし、Macの売上は前年比でわずかに増加したものの、PC市場全体は低迷を続けました。世界のPC売上は2011年比で8%減少し、Macの売上がPCの出荷台数を上回ったのは26四半期連続となりました。