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DigiTimesの情報筋によると、GoogleはAndroid 4.0 Ice Cream Sandwichを搭載した7インチタブレットを発売する予定で、価格はAmazonの199ドルのKindle Fireに対抗する見込みだという。この端末は2012年3月か4月に発売される見込みだ。
「グーグルの上流サプライチェーンの情報筋は、グーグルが実際にはアップルではなくアマゾンの7インチKindle Fireを主な競合相手として狙っている可能性があると考えている」と報道は伝えている。
しかし、Google台湾は、自社ブランドのタブレットPCを発売する計画は聞いたことがないと反論した。しかし、Google会長のエリック・シュミット氏は先月末、今後6ヶ月以内に「最高品質のタブレット」をリリースすると述べたことで、その考えに異論を唱えたようだ。こうしたデバイスは、おそらくGoogleのフラッグシップAndroidデバイスである「Nexus」ブランドに属するものになるだろう。Nexusは、新ソフトウェアリリースのモデルとして位置づけられている。
DigiTimesは、掲載記事の一部が他のメディアによって反証された後、ここ数週間で信頼性を失っている。専門家たちは木曜日の報道にすぐに疑問を投げかけ、199ドル未満の価格と「最高品質」のタブレットを両立させることはほぼ不可能だと指摘した。特に、AmazonがKindle Fireで収益を上げるために依存しているコンテンツエコシステムがなければなおさらだ。Fire自体は高品質とはほとんど言えない。11月に発売されたAmazonの低価格タブレットに関する複数のレビュー（1、2）では、デバイスがAppleのiPadよりもはるかに安っぽく感じられると指摘されている。
iPadに対するAndroidの対抗策は昨年、概ね苦戦を強いられ、Kindle FireはAppleのタブレット市場における優位性に初めて本格的に挑戦する製品となった。Amazonは先月、Kindle Fireの販売台数が「数百万台」に達したと発表したが、具体的な数字は明らかにしなかった。あるアナリストは今週初め、12月四半期におけるKindle FireのiPad販売台数の減少幅は最大で100万～200万台と推計した。それでも、発売第1四半期を過ぎると、Kindle Fireの好調な業績はタブレット市場で2位に躍り出るのに十分なものとなるだろう。
Appleは、Kindle FireをiPadの深刻な脅威とは見ていないと認めている。同社幹部は、Kindle FireはAndroidと互換性があるものの、アプリはAmazon製品でしか動作しないため、市場の分断をさらに助長する可能性があると考えている。こうした分断は、最終的には顧客をAppleの安定したプラットフォームへと誘導するだろうと彼らは述べている。
