マイク・ワーテル
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アップルの株価は水曜午後、1株当たり140ドルを突破し、株式分割前の評価額1000ドルと、2015年に記録された同社の時価総額7746億9000万ドルの記録を破るわずか数ドルに迫った。
アップルの株価は140ドルで、2015年2月23日に一時的に達成された過去の時価総額記録を破るまであと7.82ドルだ。同じ価格では、株式分割調整後の1株当たり1000ドルという、しばしば話題になる評価額まであと2.86ドルしか上がらない。
水曜日の取引開始時点では、株価は火曜日の活発な取引から時間外取引で1ドル近く上昇し、137.95ドルで推移していた。
アップルの時価総額は2月14日に7000億ドルを突破した。過去30日間で、AAPLは128.75ドルから急騰した。
今週のAAPLの上昇は、ウォーレン・バフェット氏が月曜日に報道陣に対して行った発言と関係があるようだ。同氏は、バークシャー・ハサウェイが2016年と2017年に同社株を1億3,300万株購入したと主張している。水曜日のダウ平均株価の1,000ポイント上昇に最も大きく貢献したのはアップルではなく、上昇分の35%はアップル、ゴールドマン・サックス、ボーイングで分け合った。
投資家は株価上昇トレンドを継続するとみられ、アナリストは2017年度には株価がさらに上昇する可能性があると示唆している。アップルの株価は1株当たり140ドルから150ドルまで上昇する可能性があると指摘するアナリストもいるが、ゴールドマン・サックスは秋のiPhone刷新に自信を示し、目標株価を150ドルに引き上げた。アナリストの中には、株価は1株当たり156ドルまで上がる可能性があると考える者もいる。
UBSのアナリスト、スティーブン・ミルノビッチ氏はリサーチノートの中で、Appleのサービス部門は他の部門と比較して投資家から過小評価されていると述べた。前四半期の売上高は71億7000万ドルに達し、着実な成長を示していることから、ミルノビッチ氏は「もしAppleのサービス部門がPayPalと同等に評価されていたら、株価は少なくとも10%は高かっただろう」と示唆している。