ロジャー・フィンガス
· 1分で読めます
Googleは、iPhoneの検索バー権限を得るためにAppleに毎年多額の支払いをしていたことを暴露し、裁判所の保護命令に違反したとして告発されているOracleの弁護士に対し、再び制裁を求めている。
「オラクルの弁護士が重要かつ機密性の高い商業契約の条件を開示したことにより、グーグルと第三者であるアップルは損害を被った」と、フォーチュン誌が入手した6月29日付の裁判所宛ての書簡には記されている。グーグルは当初1月に制裁を求めようとしたが、ウィリアム・アルサップ連邦地方判事は、オラクル対グーグルの裁判が終わった後にのみ制裁を検討すると述べた。
AndroidでのJava APIの使用がフェアユースに該当するかどうかを争ったこの裁判は、5月下旬にGoogleの勝利で終結したが、Oracleは控訴を進めている。
オラクルは、外部の法律事務所オーリックに所属する弁護士アネット・ハースト氏の側に立っている。正式な回答はまだ提出していないものの、フォーチュン誌に電子メールで送られた声明によると、同社はグーグルの「根拠のない」申し立てに反対する意向を示している。この申し立ては「グーグルの虚偽表示に対する公開法廷での口頭弁論を前提としている」とされている。
グーグルが勝訴した場合、ハースト氏とオラクル氏はともに法廷侮辱罪で罰金を科される可能性がある。
裁判中、ハースト氏は、Googleが2014年だけでAppleに10億ドルを支払い、iPhone検索から得られる収益の最大34%を分配しているという事実を暴露した。それ以前は、このデータは厳重に守られた秘密だった。