クオ氏、TSMCのiPhone 14チップ発注量の減少の噂を疑う

クオ氏、TSMCのiPhone 14チップ発注量の減少の噂を疑う

マルコム・オーウェンのプロフィール写真マルコム・オーウェン

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Appleを担当する著名なアナリストは、同社がiPhone 14の注文を削減したという噂の主張に疑問を呈し、報道されているようなサプライチェーンの大きな出来事は起こりそうにないと主張している。

金曜日、AppleのチップパートナーであるTSMCについて、主要顧客3社からの受注が減少したとの報道が出ました。AMD、Nvidia、そしてAppleも、需要の落ち込みを理由に支出を削減しているとされています。

DigiTimesの報道によると、AppleはiPhone 14シリーズの第一波の大量生産を9000万台から10%削減したという。

TF証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は土曜日早朝、この報道に対しツイートで反論し、噂されている10%の削減はサプライチェーンに関する「私の調査とは一致しない」と主張した。クオ氏は削減ではなく、2022年後半のiPhone 14の出荷台数を「部品とEMSでそれぞれ約1億台と9000万台」と予測している。

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TSMCのiPhone 14の注文が10%削減されたという噂についての私の見解。

1. TSMCがiPhone 14の受注を10%削減するという噂は、私の調査結果とは一致しません。私は現在、iPhone 14の2022年下半期の出荷予測を据え置いており、部品とEMSでそれぞれ約1億台と9,000万台としています。

— (ミンチー・クオ) (@mingchikuo) 2022年7月2日

クオ氏は意見の相違を説明するにあたり、アップルの出荷予測は量産前の新モデルも含め「1桁」の増減を示すのが一般的だと指摘している。

さらに、「Appleは通常、新型iPhoneの出荷予測を発売前に2桁の割合で大幅に変更することはない」とクオ氏は述べている。クオ氏は、新モデルを発売し「実際の市場需要」を確認できるまで、そのような変更は行わないと述べている。

大量生産が始まる前にサプライチェーンの問題により新型iPhoneの出荷に大きな変更が生じた場合、Appleは「通常、注文を削減するのではなく延期する」とKuo氏は述べている。

クオ氏はまた、この考え方はiPhoneだけに当てはまるものではなく、「Appleの他の製品にも当てはまる」と述べている。

この意見の相違は、クオ氏が6月30日に中国の販売業者と小売業者に対する調査の詳細を投稿し、中国ではiPhone 14の需要が「iPhone 13よりも強い可能性がある」と示唆したことを受けて生じたものだ。