アップル、台湾初の債券で最大12億ドルを調達か

アップル、台湾初の債券で最大12億ドルを調達か

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先週の噂通り、アップルは月曜日に台湾で米ドル建て債券の発行を完了したと報じられ、調達額は最大12億ドルと推定されている。

ロイター通信は、関係筋の情報として、アップルの台湾における最初の債券は30年債で、調達額は10億ドルから12億ドル、利回りは4.15%と報じている。ただし、金額は確定していない。関係者によると、この債券は2年後に償還可能となる。

本日の報道は、先週Appleが台湾で初の社債発行を準備しているという噂や、オーストラリアでも予定されている社債発行(未確認)の噂と一致する。Appleは当初、8億ドルから12億ドルの資金調達目標と約4.2%の利回りを予想していた。

海外の現金残高が増加するにつれ、アップルは資本還元プログラムの資金調達のため、債券市場への依存度を高めている。このプログラムは4月に500億ドルの拡大を発表し、最近2500億ドルに増額された。アップルは2018年までに還元を行う計画だ。

アップルは最近9月に総額22億5000万ドルのユーロ建て債券を発行したが、2015年を通じて同額の債券が日本円、スイスフラン、英ポンド、オーストラリアドルで販売された。

同社は3月に、2月に販売した債券に3部構成の35億ドルという巨額の債券を追加発行し、米国債券市場に復帰した。