ロックダウン・スリラー『カロン』はiPhone 8 Plusで全編撮影

ロックダウン・スリラー『カロン』はiPhone 8 Plusで全編撮影

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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「カロン」の脚本・監督ジェニファー・チャン

脚本家兼監督のジェニファー・チャンの新作映画は iPhone で制作され、現在カンヌに向かっている。

多作な脚本家兼監督のジェニファー・チャンの新作映画『カロン』が、今年のカンヌ国際映画祭で配給会社に上映されています。チャンのiPhone 8 Plusのみで撮影され、全編が自宅を舞台に、予算ゼロで制作された本作は、迫力満点のスリラー映画になると報じられています。

iMoreが報じたところによると、この映画は、ロックダウン中に映画制作が制限された張氏のフラストレーションから生まれたものだ。脚本、監督、撮影、編集まですべて張氏が手掛けたこのスリラー映画は、2021年の国際モバイル映画祭で長編映画賞を受賞している。

Deadlineによると、「カロン」は、ロックダウン開始時に既に自宅軟禁状態にあるハッカーを描いた作品だ。自宅に閉じ込められた彼女の唯一の連絡手段は、恋人とのビデオ通話だけだったが、恋人は陰険で不穏な要求を突きつけ始める。

「何日も孤独に撮影していると、自分が撮っているものがとても不快で、狂気的で、多くの場合、好ましくないものであることに気づきました」とチャンはデッドラインに語った。「それが予想外に正直だったので、むしろ撮影を続けるモチベーションになりました。」

「カロンは奇妙なフィクションではあるが、私は、隔離生活で自分がいかに苦しんでいたか、そして世の中の多くの人々がいかに苦しんでいたかをリアルタイムで反映したものとしてカロンを見るようになった」と彼女は続けた。

「それが人々の共感を呼ぶ理由だと思います。前提がいくぶん奇妙であるにもかかわらず、共感できる感情的な真実がそこにあるからです」とチャン氏は語った。

「カロン」の劇場公開日やストリーミング配信日は未定ですが、アバター・エンターテインメントが本作を買収し、同社は現在カンヌ映画祭で国際配給会社を探しています。

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