ゲイツ氏のバルマー氏支持がマイクロソフトによるシノフスキー氏の解任につながったと報道

ゲイツ氏のバルマー氏支持がマイクロソフトによるシノフスキー氏の解任につながったと報道

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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マイクロソフトは、前CEOのビル・ゲイツ氏が現CEOのスティーブ・バルマー氏への支持を表明したとの報道を受け、Windowsの責任者であるスティーブ・シノフスキー氏を解任することを決定した。

マイクロソフトの幹部人事刷新の舞台裏の詳細は、AllThingsDのカラ・スウィッシャー氏が火曜日に「複数の高官筋」を引用して報じた。ゲイツ氏の支持は、マイクロソフトの様々なチーム間の将来的な連携を促進するための取り組みから生まれたものと思われる。

「現在マイクロソフトの取締役会会長を務めるゲイツ氏はシノフスキー氏と長年にわたり非常に親密な関係を築いてきたが、バルマー氏がマイクロソフトの他部門とのさらなる統合を推進し、次期Windowsの計画と開発にこれまで以上に他のトップ幹部を関与させる動きを支持した」とスウィッシャー氏は記している。

シノフスキー氏は「非常に優秀」と評されていたものの、一緒に仕事をするのが難しいという評判を得ていたと伝えられている。バルマー氏もシノフスキー氏との間に問題を抱えていたと言われており、何度も衝突したとされている。

マイクロソフトは月曜日、シノフスキー氏が即時退社すると発表した。この衝撃的なニュースを受け、先月末にアップルがiOS担当責任者のスコット・フォーストール氏を解任したのと似た状況ではないかとの憶測が瞬く間に飛び火した。シノフスキー氏と同様に、フォーストール氏も万人受けする人物ではないとされていた。

フォーストール氏の解任は「かなり土壇場での」決定だったと言われている一方で、関係者はスウィッシャー氏に対し、シノフスキー氏の退任はここ数週間前から準備されていたと伝えている。シノフスキー氏の退任は、マイクロソフトがWindows 8オペレーティングシステムとSurfaceタブレットなど、複数の主要製品をリリースした後に行われた。