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Apple 社はこの点についてあまり宣伝していないものの、特にストレージに関しては、エンタープライズ市場において一貫して力強い進歩を遂げている。
ガートナーでストレージ事業を追跡調査するリサーチ担当バイスプレジデントのロバート・コックス氏によると、2004年のAppleのストレージ売上高は約7,800万ドルで、世界第12位のストレージベンダーだった。2005年末までに、Appleのストレージ売上高は約1億8,500万ドルと2倍以上に増加し、カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社は世界第10位に躍り出た。
「彼らは中小企業市場への販売で良い成果を上げています」とコックス氏は述べた。同氏の推計によると、XServe RAIDの約40%がMac OS以外のサーバーに接続されているという。
コックス氏は、Appleは2006年も好調を維持し、「世界ランキングで1、2ランク上がるはずだ」と考えている。しかし、その後はより厳しい状況に直面するだろう。SATAなどの現世代技術から移行し、ファイバーチャネルベースのストレージデバイスに対してAppleに大きな優位性をもたらす新しいアーキテクチャであるSASCSIを採用する必要があると、同氏は述べた。