AppleInsiderスタッフ
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ヒップホップ界のアイコン、ドクター・ドレーの待望のアルバム「コンプトン:サウンドトラック」は、発売初週に2,500万回ストリーミング再生され、同期間にiTunesでの有料ダウンロードが約50万件に達した。
ドレーのレコードは8月7日に2週間のApple Music限定でリリースされ、伝説のヒップホップグループNWAの台頭を記録した映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」とゆるやかに結びついている。アップルの幹部は日曜日の声明で、 ニューヨーク・タイムズ紙に「コンプトン」の初週の売り上げを明らかにした。
「世界中の聴衆に音楽を届け、同時にアーティストを支援するという点で、私たちが何ができるかを示し始めています」とジミー・アイオヴィンは語った。ビーツ・ミュージックの共同創業者であるドレーとアイオヴィンは、昨年同社が30億ドルで買収された後、アップル・ファミリーに加わった。
堅調なパフォーマンスではあったものの、圧倒的なパフォーマンスではなく、Spotifyなどの競合サービスが最近提供している非独占ストリーミング配信作品と比べると見劣りする。例えば、ドレイクの「If You're Reading This It's Too Late」は2月にリリースされた際に1週間で4,800万回再生を記録し、ケンドリック・ラマーの「To Pimp a Butterfly」は約3,900万回再生されたとレポートは述べている。「Compton」は月曜日にビルボードのチャートが発表される際には2位にランクインすると予想されている。
興味深い余談だが、タイムズ紙は、ドレーがアップルの強力なマーケティング力だけでなく、同社の秘密主義の恩恵も受けたと見ている。「コンプトン」は正式リリース前にネット上にリークされなかったからだ。ドレーは1999年のアルバム「2001」の続編に取り組んでいたことは知られていたが、詳細は厳重に秘匿されていた。「コンプトン」の発表の場ともなったBeats 1の番組「 The Pharmacy 」の最近のエピソードで、ドレーはアルバムの以前のバージョンが完全にボツになったことを明かした。