マイキー・キャンベル
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インドでのアップル製品製造をめぐる政治的駆け引きが続く中、地元のIT大臣は木曜日、ベンガルールでiPhoneのハードウェアを製造するという同社の提案を歓迎する声明を発表した。
インドのカルナタカ州は、同州のIT大臣プリヤンク・カルゲ氏の署名入りのプレスリリースで「同州で最初の製造事業を開始するというアップル社の提案」を公式に歓迎したとタイムズ・オブ・インディア紙が報じている。
アップルがこの地域で製造を行う意図は、「インドが世界と競争するために極めて重要な、同州における最先端技術のエコシステムとサプライチェーンの発展を促進するだろう」とリリースには記されている。
さらに、カルゲ氏は、インドにおけるiPhone事業に携わるApple幹部が、カルナータカ州政府関係者と製造計画や将来の協力について「前向きな協議」を行ったと述べた。iPhone事業担当副社長のプリヤ・バラスブラマニアム氏、中東・インド政府関係担当シニアマネージャーのアリ・カナファー氏、iPhone事業担当ディレクターのディーラジ・チュー氏、そしてインド国顧問のプリイェシュ・ポヴァンナ氏が会議に出席し、Appleはこの会合を「建設的」なものと評した。
カルゲ氏は今日のメッセージに簡潔なツイートを添え、カルナタカ州の州都バンガロールで「初期の製造活動」が開始される予定であると発表した。
Appleのインドでの活動を常に大々的に報じている地元メディアは、この発言を同社のiPhone製造工場建設が決定したと解釈しているが、必ずしもそうではない可能性もある。AppleはBuzzFeed Newsに対し、Kharge氏の発言を否定し、従来の定型文をそのまま引用した。
アップルは、「インドでの事業拡大に尽力しており、世界最高の製品とサービスを現地のお客様にお届けできることを誇りに思います。インドでの事業拡大について、政府との建設的でオープンな対話を高く評価しています」と述べた。先週の会合後、ロイター通信をはじめとする報道機関に対しても同様の声明を発表した。
AppleがインドでiPhoneを製造するという噂は以前からあった。この戦略は、煩雑な輸出入規制を回避し、小売事業への道を開く可能性を秘めている。昨年12月には、Appleのパートナー企業であるWistronが、バンガロール市の工業地帯であるピーニャにiPhone工場を建設中で、4月に稼働開始予定と報じられた。
カルゲ氏は本日の書簡で製造のスケジュールを明かさなかったが、現地報道によれば生産は6月に開始される予定だという。