マイク・ワーテル
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高名なテクノロジージャーナリスト、ウォルト・モスバーグ氏は47年間のキャリアを終え、6月に引退する。モスバーグ氏はそのうち26年間、アップルに関する広範な取材やアップルの共同設立者であるスティーブ・ジョブズ氏との長い時間を含む消費者向けテクノロジーの取材に専念してきた。
モスバーグ氏は金曜日に退職の意向を発表した。6月に開催されるコード・カンファレンスの直後に退職する予定だ。このイベントは、元ウォール・ストリート・ジャーナルのスタッフで長年の同僚であるカラ・スウィッシャー氏と共同で立ち上げたものだ。
コロンビア大学ジャーナリズム大学院卒業後、モスバーグ氏は1970年にウォール・ストリート・ジャーナル紙と契約。1991年にパーソナルテクノロジーのコラムにフルタイムで移った。同紙の木曜日のコラム「モスバーグのメールボックス」では、90年代のアップル社の苦境や、iMacとiPodの発売後の復活について頻繁に取り上げた。
モスバーグ氏は、2007 年のAll Things Dカンファレンスでスティーブ・ジョブズ氏とビル・ゲイツ氏との討論会を主催したことで有名であり、ジョブズ氏とゲイツ氏はこの討論会でモバイル コンピューティングの将来について議論しました。
「ワシントンの街を歩いていると、大勢の人がいます。ほとんどの人は私のことを知りません。でも、コンピューターの展示会とかだと、もっと多くの人が私のことを知っているんです」とモスバーグは2009年、C-Spanのインタビューで、評論家としての成功と評判について語った。「だから、私の反応は、ある意味、この仕事につきもの、という感じです」
彼は2014年にスウィッシャー氏とともにRecodeを設立し、同社は2015年にVox Mediaに買収された。
「(引退は)雇用主の都合でも、深刻な健康診断の結果でもありません」とモスバーグ氏は自身の退任について綴った。「ただ、今が退任するのに適した時期だと感じただけです。新しいことに挑戦する準備ができています」