判事、アップルのサムスンに対する「Siri」訴訟の継続を認め、訴訟手続きの簡素化を命じる

判事、アップルのサムスンに対する「Siri」訴訟の継続を認め、訴訟手続きの簡素化を命じる

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ルーシー・コー判事|出典:米国地方裁判所

米連邦地方裁判所のルーシー・コー判事は金曜日、アップル対サムスン裁判に関する控訴が完了するまで訴訟手続きを一時停止すべきかどうか疑問視しながらも、シリの特許をめぐるアップルのサムスンに対する訴訟は継続できるとの判決を下した。

ロイター通信が報じたように、問題となっている訴訟は、画期的なアップル対サムスンの陪審裁判で議論されなかった特許、例えばアップルのSiriバーチャルアシスタントに使用されている検索技術などに関するものだ。訴訟の継続を認めるにあたり、コー判事は両当事者に対し、主張を「大幅に」簡素化するよう命じたが、その一方で、請求件数と関連する専門家証言の数を削減した。

コー判事は2月、迫り来る特許訴訟について懸念を表明し、両社の弁護士に対し、昨年8月にアップル対サムスン裁判の陪審が下した評決に関する審理が終了するまで訴訟を保留すべきかどうかを尋ねた。アップルは、コー判事がサムスン製特許侵害端末の販売差し止めを却下した以前の判決に対し控訴している。

アップルは判事の要請に応じ、第一審の控訴手続きが終わるまで第二審を延期するというサムスンの申し立てに対し木曜日に異議を申し立てた。

コー判事の金曜日の判決により、Siri裁判の審理は2014年3月に開始される。