ニール・ヒューズ
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新しくリリースされた watchOS 3 により、音声入力に加えて、ユーザーは Apple Watch 経由で手書きでテキスト メッセージを作成できるようになりました。
以前のバージョンのwatchOSでは、テキストメッセージを送信したり返信したりするには、あらかじめ用意されたメッセージから選択するか、音声でテキストメッセージを音声入力する必要がありました。こうした制限により、Apple Watchユーザーは、返信するためにポケットからiPhoneを取り出すか、メッセージを後で確認するまで無視するか、どちらかを選ばざるを得ない状況に陥ることもありました。
watchOS 3は、メッセージの送信と返信を全く新しい方法で実現することで、こうした状況に対応します。手首で手書き認識が使えるのです。watchOS 3のメッセージアプリには、文字と人差し指を伸ばした手のアイコンで識別できる、新しい手書きオプションが追加されました。
このオプションを選択すると、まったく新しい入力フィールドが表示され、ユーザーは小さなドットで指定されたスペースに文字を描くことができます。watchOS 3 では、ユーザーが 1 つの文字を描いて、それがテキストに変換されるのを一時停止するか、Apple Watch のディスプレイに複数の手書き文字を押し込んで、さらに素早い入力方法にすることができます。
手書き入力がテキストに変換されると、入力中の単語が上部に表示されます。右側には上下の矢印が表示され、ハードウェアのデジタルクラウンを使って、既に入力した文字に基づいた候補の単語をスクロールできることが分かります。
描画フィールドの下には、記号入力、単語間のスペース挿入、そしてエラーを消去するための削除ボタンのショートカットがあります。ユーザーは必要に応じて記号を描くこともできます。感嘆符やピリオドの作成は、私たちのテストでは問題なく動作しました。
メッセージを適切に作成したら、ユーザーは画面の右上隅にある「完了」ボタンをタップするだけで送信できます。
この入力方法は、本格的な iPhone ディスプレイほど高速ではありませんが、手首に装着する小さなディスプレイでテキストを入力するには効率的で簡単な方法であり、時々簡単なメッセージを送信したい Apple Watch ユーザーにとって便利になるでしょう。
編集者注:この記事は、AppleがWWDC 2016でwatchOS 3を発表した直後の6月に公開されました。ウェアラブルOSの一般公開に合わせて再公開されています。watchOS 3の詳細については、AppleInsiderの連載「Inside watchOS 3」シリーズをご覧ください。