サムスン、日本とオーストラリアでアップルのiPhone 4Sの販売を阻止しようとしている

サムスン、日本とオーストラリアでアップルのiPhone 4Sの販売を阻止しようとしている

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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オランダでの最近の法的挫折にもかかわらず、サムスンはアップルが最近発売したiPhone 4Sに対する法的攻撃を推し進めており、日本とオーストラリアでの同端末の販売を阻止することを目指して2件の新たな訴訟を起こしている。

ウォール・ストリート・ジャーナルが月曜日に報じたように、サムスンは新発売のiPhone 4Sの販売差し止めを求めて、東京地方裁判所とニューサウスウェールズ州登記所に仮差し止め命令を申し立てました。サムスンの訴状には、iPhone 4とiPad 2も含まれています。

今回の訴訟は、サムスンが今月初めにフランスとイタリアでiPhone 4Sの販売差し止めを試みたことに続くものです。これらの訴訟は、iPhone 4Sの発表からわずか翌日、発売前に提起されました。

サムスンが特許侵害の疑いでiPhone 4Sの販売を日本とオーストラリアで禁止しようとしていることも注目に値します。なぜなら、この2カ国はAppleの最新スマートフォンが最初に発売される国のうちの2カ国だからです。iPhone 4Sは、この2カ国に加え、先週金曜日に米国、カナダ、フランス、ドイツ、英国でも発売され、発売後3日間で400万台を売り上げました。

サムスンによるアップル製品の販売阻止の試みは、これまでのところ失敗に終わっている。先週、オランダの裁判官は、オランダにおけるiPhoneとiPadの販売差し止めを求めるサムスンの申し立てを却下した。

サムスンの訴えがなかなか受け入れられない一方で、アップルはドイツとオーストラリアの両国でGalaxy Tab 10.1の販売差し止めを勝ち取りました。両社は相手方の特許侵害を訴えており、両社が起こした訴訟は世界中に広がっています。

サムスンとアップルの法廷闘争は激化の一途を辿っているものの、サムスンは依然としてアップルの主要サプライヤーであり、iPad 2とiPhone 4Sに搭載されるカスタムA5プロセッサを製造している。月曜日に報じられたある報道によると、アップルは2012年前半に第3世代iPadに搭載されると予想される「A6」チップの主要組立メーカーとしてサムスンを引き続き選定する計画だという。