マイク・ワーテル
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グーグルとアルファベットの会長を長年務めるエリック・シュミット氏は、「技術顧問」の役職に移行する意向を発表したが、取締役会には留まる予定だ。
アルファベットは木曜日の午後の声明で、この人事異動を発表した。同社は、取締役会がアーサー・D・レビンソン氏がアップルで務めている役職と同様の、非業務執行取締役会長を任命すると予想している。
「ラリー、セルゲイ、サンダー、そして私自身は皆、アルファベットの進化において、今が移行の適切な時期だと考えています」とシュミット氏は声明で述べた。「アルファベットの構造はうまく機能しており、グーグルをはじめとする関連企業は繁栄しています。近年、私は科学技術問題や慈善活動に多くの時間を費やしており、今後はその活動を拡大していく予定です。」
シュミット氏は2001年から2011年までGoogleの最高経営責任者(CEO)を務めました。当時、シュミット氏はGoogleの成長を支えるために必要な企業インフラの構築を担っていました。その後、創業者のラリー・ペイジ氏がシュミット氏の後任としてCEOに就任しました。
シュミット、ペイジ、ブリン
「2001年以来、エリックはビジネスとエンジニアリングの専門知識と、テクノロジーの未来に関する明確なビジョンを私たちに提供してくれました」と、ペイジ氏はシュミット氏の異動について述べた。「17年間の会社への貢献を継続し、今後は科学技術に関する技術アドバイザーとして私たちを支えてくれるでしょう。私たちの会社が成し遂げている進歩、そしてそのイノベーションを推進する強力なリーダーたちに、私は非常に興奮しています。」
シュミット氏によれば、彼は共同創業者のセルゲイ・ブリン氏とペイジ氏にとって「大人としての監督者」だったという。
日常的な大人の監視はもう必要ありません! http://goo.gl/zC89p
— エリック・シュミット(@ericschmidt)2011年1月20日
シュミット氏は、アドビ、スティーブ・ジョブズ率いるアップル、グーグル、インテル間の「人材引き抜き禁止」協定の中核を担った。また、2006年8月28日から2009年8月3日までアップルの取締役を務めたが、利益相反を避けるため辞任した。