AppleInsiderスタッフ
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アップルコンピュータは、サムスンからの新しいフラッシュ強化ハイブリッドハードドライブを自社のMacコンピュータ製品ラインに組み込むという提案を断ったと報じられており、代わりにインテル社の技術を使用する計画を進める可能性が高い。
AppleInsiderが今年9月に報じたように、Appleはこの問題でIntelと緊密に協力しており、同チップメーカーの次期Santa Rosaノートブックプラットフォーム「Robson」の機能を活用していると言われている。
しかし、 APCのレポートによると、Appleはサムスンから何らかの形でアプローチを受け、独自の「フラッシュメモリ強化ハイブリッドハードドライブ」というソリューションを提案されたという。来年第1四半期に登場する予定のこの技術は、基本的にロブソン氏と同じアプローチを採用しているが、フラッシュメモリをロジックボードではなくハードディスクアセンブリに統合している。
「我々は確かにアップル社にHDD(ハイブリッドディスクドライブ)のコンセプトを提案した」とサムスン社のフラッシュメモリ企画グループのエンジニア、チャック・カン氏は言う。「しかしアップル社の意見は、自社のシステムにHDDを使うつもりはない、サポートしないというものだ」
この報道は、どちらかといえば推測的ではあるが、Apple が同社初の Intel ベース ノートパソコンである MacBook Pro Core Duo の発売から「1 年後」に、Intel の Robson テクノロジを搭載したシステムを発表することを示唆している。
「インテルは、Robsonをミニカードモジュール、もしくはマザーボードに直接実装できるコンポーネントキットとしてOEMに販売する予定だ」と報道されている。「サンタローザのCrestlineチップセットは交通整理役として機能し、PCI Expressバスを介したRobsonのビットフローを調整する」
Robson は、256MB から始まり、512MB、1GB、2GB までのモジュールで約 20 ドルで販売される予定です。
インテルの秋季開発者フォーラムで、最高経営責任者(CEO)のポール・オッテリーニ氏は、この技術について長々と説明し、ロブソン搭載ノートPCの初期ベンチマークをいくつか公開した。オッテリーニ氏によると、ユーザーは起動時間の短縮、アプリケーションの読み込み時間の2倍、システムのスリープ解除時間の2分の1の短縮を期待できるという。