マイク・ワーテル
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アップルは、ドイツ国境近くのデンマークに9億2100万ドルをかけて新たなデータセンターを建設する計画を発表した。デンマークで2番目のデータセンターとなる。
アップルはロイター通信への声明で、2019年の第2四半期にオーベンラーデータセンターの運用を開始すると述べた。同センターでは、アップルのiCloudのほか、iTunes、Apple Music、その他のサービスがホストされる。
「デンマークでのデータセンター事業を拡大し、新たなクリーン電源に投資できることを大変嬉しく思います」と、アップルの北欧担当マネージャー、エリック・スタノウ氏はロイター通信にメールで述べた。「オーベンローに計画中の施設は、当社の他のデータセンターと同様に、新たに導入するクリーン電源のおかげで、初日から100%再生可能エネルギーで稼働します。」
Appleは現在もデンマークのヴィボーにデータセンターを建設中で、2017年末までに稼働を開始する予定だ。Appleはヴィボーデータセンターの廃熱を地元の家庭の暖房に利用する予定だ。
Appleのもう一つの欧州データセンターは、理論上はアイルランドのアセンリー近郊に建設される予定だが、依然として法的問題に直面している。環境報告書の中で、Appleはアイルランド持続可能エネルギー庁と提携し、「沿岸の波力エネルギーを捕獲する革新的な新技術」の開発に取り組んでおり、その電力の一部を自社ビルの電力供給に利用する予定であると述べた。