AppleのARヘッドセットは消費者に2,000ドル以上かかる可能性

AppleのARヘッドセットは消費者に2,000ドル以上かかる可能性

マルコム・オーウェンのプロフィール写真マルコム・オーウェン

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長らく噂されていたAppleの複合現実ヘッドセットは、最終的に出荷されると消費者に2,000ドル以上の価格が付く可能性があるが、高価な開発費と部品代がその潜在的な価格を正当化するとの報道もある。

Apple VRヘッドセットの開発プロセスが長期に渡ったため、発売までに長い待ち時間が生じており、2022年後半の発売、あるいは2023年に延期される可能性がある。プレミアムデバイスになると予想されており、価格については1,000ドルから3,000ドルの間との噂もあるが、Appleはその価格帯の中間あたりに近づける計画かもしれない。

ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が自身のニュースレター「Power On」で報じたところによると、Appleは社内でヘッドセットの価格を「2,000ドル以上」にすることを検討しているという。Appleは通常、ハードウェアの価格を競合他社よりも高く設定しているが、今回の価格設定は「自社の技術の一部」のためとみられる。

ガーマン氏は、M1 Proと同等の2つのプロセッサの使用、8K解像度のディスプレイパネルの使用、度付きレンズのオプション、および「高度なオーディオテクノロジー」など、これまでのヘッドセットに関する噂のいくつかを語っています。

これらの要素にかかるコストと 7 年間に及ぶ社内開発費を合わせると、高額な価格を正当化できると考えられます。

このチップは、高度なグラフィックスが求められることから M1 Pro に似ていると考えられています。M1 は 8 コアの GPU を使用し、Pro には 14 または 16 個の GPU コアが搭載されています。

ヘッドセットの焦点については、ガーマン氏はAppleがゲームに特化し、「ゲーム開発者にとっての夢」として位置付けるだろうと考えている。メディア視聴に関しては、Appleはメディアパートナーと協力してVRデバイスで視聴可能なコンテンツを制作する可能性がある。

コミュニケーション機能もこのヘッドセットの大きな魅力となるだろう。アニ文字や「VR FaceTimeのような体験」が期待されている。

これを何と呼ぶか​​については、ガーマン氏は「Apple Vision」と呼ぶのが妥当だろうと考えている。そのほか、「Apple Reality」「Apple Sight/iSight」「Apple Lens」「Apple Googles」といった名前も候補に挙がっている。