ソノスが音声アシスタントのスタートアップを買収、Siriの競合は作らないと明言

ソノスが音声アシスタントのスタートアップを買収、Siriの競合は作らないと明言

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コネクテッドスピーカー企業のSonosは水曜日、デバイス上の自然言語処理に特化した音声アシスタントのスタートアップ企業であるSnipsの買収を発表した。

Variety誌の報道によると、ソノスは2019年第4四半期の決算発表で買収を発表し、パリと東京に拠点を置くこの企業に現金3,750万ドルを支払ったという。

報道によると、買収以前、Snipsはスマートスピーカーやその他のデバイス上で専用の音声アシスタントを起動するためのプラットフォームの開発に取り組んでいた。

AmazonやGoogleを含む大手メーカーの製品とは異なり、Snipsの技術はクラウド処理に依存しません。音声認識と自然言語処理の大部分はホストデバイス上で実行されるためです。このソリューションは、AppleのSiriと同様に、機密データをクラウドから隔離することができます。

SonosのCEO、パトリック・スペンス氏は、Snipsの技術は音楽関連のタスクに活用されると述べたものの、Sonosが内蔵音声アシスタントで具体的に何を実現しようとしているのかについては、あえて曖昧な表現にとどめた。ただし、一部のSonosスピーカーで利用できるAmazonのAlexaやGoogle Assistantと競合するつもりはないと明言した。

「私たちは何でも質問できるアシスタントを開発しているわけではない」とスペンス氏は語った。

同幹部はさらに、プライバシーが今後の統合の重要な要素であると示唆したと報道されている。

「これは私たちが顧客に提供したい選択肢です」とスペンス氏は述べた。「選択の自由は、私たちのメッセージの大きな部分を占めています。」

Snipsの買収に加え、SonosはIKEAとの提携に関する初期データを発表しました。4月には、IKEAのスタイルとSonosの技術を搭載したSymfoniskスマートスピーカー2機種が誕生しました。Sonosによると、IKEAは発売日にAirPlay 2対応デバイスを3万台販売したとのことですが、具体的な販売台数は明らかにされていません。