ニール・ヒューズ
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モルガン・スタンレーの最新データによれば、アップルは今月末に終了する現在の四半期に少なくとも5,400万台のiPhoneを販売し、新記録を達成する見込みだという。
投資会社AlphaWiseのスマートフォントラッカーによると、今四半期の需要は5,500万台と見込まれているものの、Appleはそこまでの台数を生産できない可能性がある。モルガン・スタンレーのリサーチチェーン分析によると、Appleは今四半期のiPhone生産台数を5,200万台強と予想している。
しかし、Appleは5~7週間の目標の中間点に到達するために、流通在庫を約2週間分確保する必要がある。アナリストのケイティ・ヒューバティ氏は、Appleが今四半期に追加できる流通在庫は1週間分未満、つまり約200万台にしかならないと予想している。
その結果、彼女の予測では、Appleは3月期に合計5,400万台のiPhoneを出荷するとされており、これは同社にとって新記録となる。この数字は、ウォール街の一般的な予想ともほぼ一致している。
しかし、UBSのように、2015年3月期のiPhone販売台数を5,800万台と予測している強気な予想もある。バークレイズは5,400万台と予測しているが、投資家に対しては「保守的」な予測であることを示唆している。
前年同期のiPhone販売台数は4,370万台だったため、3月期の販売台数が5,400万台であれば前年同期比24%増となる。Appleが5,000万台を超えたのは創業以来2回のみで、その節目となる2回とも新機種発売後のホリデーシーズンに達成された。
今週、Appleはこれまでに7億台のiPhoneを出荷したと発表しました。前四半期末時点では6億6500万台でした。つまり、少なくとも3500万台を出荷したことになりますが、Appleは決算発表以外では概算で数字を発表する傾向があるため、実際にはもっと多く出荷されている可能性があります。
モルガン・スタンレーのアルファワイズ調査(ウェブ検索分析を用いて実売データを集計)によると、iPhone販売の前年比成長率が最も高いのは中国とブラジルだ。データによると、iPhone需要が「明らかに出遅れている」のは日本だ。