アップルはフィリップ・スタルクとは一切プロジェクトに取り組んでいないと発表

アップルはフィリップ・スタルクとは一切プロジェクトに取り組んでいないと発表

AppleInsiderスタッフのプロフィール写真AppleInsiderスタッフ

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アップルは金曜日、同社が著名なフランス人デザイナー、フィリップ・スタルク氏と「革命的な」新プロジェクトに取り組んでいるとの噂をすぐに否定した。

アップルの広報担当者はAll Things Dへの声明で、同社はスタルク氏と新製品の開発に取り組んでいないと述べた。また、金曜日に注目を集めたラジオインタビューでスタルク氏が何を話していたかについては、推測を控えた。

フランスのMacサイトMacplus.netの編集長ジル・ドゥーヌ氏は、AppleInsiderに対し、スタルク氏が話していたのはAppleとのプロジェクトではなく、Appleの共同創業者であるスティーブ・ジョブズ氏自身とのパートナーシップについてだったと示唆した。スタルク氏は、ジョブズ氏が昨年10月に亡くなる前に建造させていたヨットを設計したと言われている。

ドゥーンズ氏によると、数ヶ月前にスタルク氏のウェブサイトでガラス屋根のヨットのスケッチを見たという。しかし、その画像はその後削除された。

このヨットの詳細は、昨年出版されたウォルター・アイザックソンによるジョブズの伝記で明らかになった。ジョブズ自身は2009年に全長40フィートのガラス壁を備えたこのヨットの設計に着手したが、彼の死前には完成しなかった。

ドゥーンズ氏はまた、スタルク氏はフランスでは自身のプロジェクトで「話題」を作り、宣伝活動を行うことを好む人物として知られていると説明した。彼は、アップルでより秘密主義的なデザイン責任者、ジョナサン・アイブ氏とは「正反対」と評されている。