ニール・ヒューズ
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投資会社パイパー・ジャフレーによると、アップルは1カ月以内に新型アップルTVを発表すると予想されているが、クパチーノを拠点とする同社が提供する新しいコンパニオン・ストリーミング・ビデオ・サービスを待っている消費者は、さらに長く待たなければならないかもしれないという。
アナリストのジーン・マンスター氏は木曜日に投資家向けメモを発表し、そのコピーはAppleInsiderに提供された。その中で同氏は、Appleが9月9日に予定しているイベントにおける新たなコンテンツ提供を「ワイルドカード」と表現した。マンスター氏は、同社が基調講演で今後の新コンテンツを発表する可能性は50%だと述べている。
「Appleが最終的に提供するコンテンツには、ネットワークチャンネルの大半に加え、ESPN、AMC、TNT、TBSなどの主要なケーブルチャンネルが含まれると我々は考えている」と同氏は書いている。
ケーブルテレビ解約の選択肢は増え続けており、その筆頭がSling TVだ。Sling TVはESPNのスポーツ番組を含む様々なライブチャンネルを月額20ドルから視聴できる。Appleは、近日開始予定のストリーミングTVサービスに向けて、コンテンツプロバイダーと協議中との噂が広がっている。
協議は進展していると言われているものの、新たなストリーミングサービスの遅延はネットワークとの交渉によるものになる可能性が高い。先月のある報道によると、Appleが地元放送局のライブ配信に関心を示していることが、協議における大きな障害となっているという。
Apple TVのハードウェアについては、9月9日に予定されていると噂されているイベントで発表されると予想されており、同社はこのイベントで次世代の「iPhone 6s」シリーズも披露する予定だ。
マンスター氏は木曜日、Apple TVのアップデートは「遅れている」と述べ、ハードウェアは2012年初頭から意味のある形でアップデートされていないと述べた。新しいApple TVには専用のApp Store、Siri音声コントロール、新しいBluetoothタッチパッドリモコンが搭載されると予想される。
新型Apple TVはリビングルームにおけるAppleの存在感を強固にするだろうが、マンスター氏はそれが同社の収益に大きな影響を与えるとは考えていない。価格は99ドルと想定されており、マンスター氏の試算では、2500万台販売されるごとに、同社の2016年通期売上高はわずか1%しか増加しないという。